2004年02月24日
鶴坊が徳之島にであったー。
という訳で徳之島に1週間ほど行ってきました。
実は半分徳之島の血が流れてることが最近わかりまして
三線を頂いたんで習ってみようかと思い当たっての出発でした。
なぜ題名がウルルンなのかと言いますと
着くや否やの夏の日差し、そして全くわからない言葉、
毎日の農作業、まさに外国での観光でなく生活をしてきたからです。
徳之島は奄美の島々のひとつで沖永良部島や与論島の近くにあります。
周囲84kmで人口3万。
日本一長生きの泉重千代さんや本郷かまとさんが暮らしていた島です。
沖縄よりは北で鹿児島県ですが、文化・気温は沖縄の方に近いです。
2月といえども太陽はジリジリ肌に染み入り、昼はTシャツでもOKです。
2日目には皮が少しはがれましたよ。
言葉はほんとに全くわかりません。
どんな雰囲気の話をしてるのかもわからんぐらい日本語と違います。
発音もぐわぁとかトゥォみたいな感じで
韓国なのかイラクなのかフィリピンなのか、どれと言われても納得しそうな言葉でした。
一応テレビでは標準語が流れてるし、学校で標準語を習うから
みんな標準語は話せますが普段は使ってないみたいです。
さておじさんに名人がいるということで三線を習いに行ったんですが
俺が島に着いた日におじさんの親戚が亡くなり
おじさんは喪に服すから三線は弾けないということになったので
(島ではそういう風習があるみたいです)
俺は毎日ウギ(サトウキビ)を畑からクレーン着きのトラックに積み込み
製糖工場まで運搬するという仕事を手伝いました。
島には山がほとんどないのでちょっとした丘から下るときは
270度パノラマで目の前に海がひらけたりします。
(散歩して海まで歩いたけど、今まで見た中で一番きれいな海でした。
阿蘇の白水水源と同じぐらいの透明で美しい海でした。最高!)
1日はジャガイモの収穫も手伝い、島の生活を味わいました。
「この時期は1年で一番忙しいから」と言われ手伝ったけど
仕事は朝8時から11〜14時ぐらいまで。夏はあまり働かない。
でも作物は育つから島に金持ちはいても貧乏はひとりもいない。
ある意味楽園ですねえ。豊かな島ですよ、ほんと。
家の鍵もかけない、車を停めてもキーはつけっぱなし、
島社会だし豊かだから泥棒がいないんですよねえ。
島の男はみんな牛が好きです。
徳之島は闘牛も有名な島です。(下の方見てみて)
高校入学祝いに牛を買ってもらったりして、
若い男は強い牛を飼って育てるのがステータスな感じでした。
泊めてくれてたおじさんは牛肉は食べないそうです。
滞在中毎日牛を見に行きましたよ。
なんて名前つけたんだろうなあ、Kくんは。
まだいろいろあるんですが書き出すときりがないのでこの辺でやめます。
こんな生活しながら夜に楽器屋の三線教室で30分を3日間習ってきました。
基本だけは覚えてきたと思います。
なにはともあれ、行って良かった!いい経験してきましたよ、人生的にも。
みんないつか行ってみるといいよ。
Posted by tsuru-vo